すべての子どもが
夢や希望を持てる社会の
実現を目指して
⽇本国内の子ども支援に特化して活動するNPO
認定NPO法人キッズドアは2007年の設立以来、日本国内の子ども支援に特化し
すべての子どもが夢や希望を持てる社会の実現に向けて活動しています。
子どもの貧困を筆頭に、子どもをめぐる社会課題の解決に取り組んでいます。
キッズドアが取り組む
社会課題
子どもの貧困は大きな社会的課題です。貧困は様々な事象の原因となります。2022年の国民生活基礎調査によると、日本の子どもの貧困率は11.5%です。
世帯の年間収入と学習費総額には相関があるということが明らかになっています。日本では、子どもの学力が家庭の経済力によって左右されてしまうのです。
子ども達の体験やデジタル環境が将来の収入に影響します。こうした格差も将来的に経済的な格差につながる可能性があります。
2022年度の不登校児童生徒数は約30万人で、過去最多となりました。不登校児童生徒数は過去5年増加傾向です。
こども家庭庁によると2021年度の虐待による死亡事例は50人、1週間に約1人の子どもが命を落としています。
2022年の1年間で、514人の小中高校生が自殺しています。これは過去最悪の数字です。
日本語を充分に話せないことが、進学や就職に影響を及ぼす教育格差の要因の一つになっていることが明らかになっています。
男女の賃金格差や正規雇用が少ないことが要因で、働いているにも関わらず母子世帯が十分な収入が得られていません。
キッズドアの想いと役割
Vision
夢や希望を持てる社会へ
キッズドアが向き合う子ども達に、「将来の夢は何?」「どんな仕事をしたいの?」と聞くと、「夢なんかない」「仕事なんかしたくない。大変そうだし。大人になりたくない」と答える子がいます。そのような子ども達は、勉強をするモチベーションも乏しく、頑張ることができません。
貧困な子ども達に、「本人や親がもっと頑張ればいい」と安易に考えてしまいがちです。「頑張る」というのは、「頑張って!」と応援してくれる人がいて、つまずいたら手を差し伸べてくれる人がいて、上手くいった時に「すごいね、できたね」と褒めてくれる。その繰り返しから、「嫌なこと、苦手なことでも努力すれば成果が出る」と実感して初めて、頑張れるのです。親も子も、毎日をぎりぎりで生きる中で、頑張るトレーニングができないのなら、私達がそこを補います。
私達が日々向き合う子ども達は、本当は、大学に行きたい、留学したいけれど、毎日身を粉にして働いて、それでもお金の苦労をしている親御さんをみて、そんな「夢」や「希望」を言い出せない、優しい子ども達です。
不登校、いじめ、障がい、外国にルーツがある、そんな差別に苦しんで、将来に夢や希望を持つことがとてもできない子ども達もいます。
今、日本中でたくさんの子ども達が困っています。子どもを助けられるのは私達、大人しかいません。困っている子どもを助けるのに、特別な理由などいりません
どんな境遇に生まれても、夢や希望を持って、生き生きと成長できる、子どもの笑顔があふれている、私達はそんな社会の実現を目指しています。
Mission
子どもと社会をつなぐドア
子どもが幸せに成長できる社会を作ります
- どんな環境にいる子ども達にもフェアなチャンスがある社会システムを作ります。
- 社会システムの隙間に落ちている子ども達に支援を届けます。
- より大きなチャレンジをしている子ども達が大きく羽ばたくことを応援します。
- 企業、行政、団体、学校、地域、保護者など様々なステイクホルダーを結びつけるプラットフォームになります。
- 子どもは将来を担う存在であること、その子どもと家庭・地域を包括して支援することの重要性を常に社会に訴えかけます。
キッズドアの活動
子ども・家庭・社会、必要なアプローチを全て行う
すべての子どもに学ぶ場を
届ける
学習支援・居場所支援
体験活動・キャリア教育
困窮する子育て家庭を
支える
物資・情報・就労支援などの
ファミリーサポート
子ども達の危機を社会に伝える
調査・提言・啓発
数字で見るキッズドアの活動実績
ー2023年度ー
長年続けてきた活動が、
確実に実を結んでいます。
学習支援を届けた生徒
2,048人
開催した学習会
5,653回
大学・短大、専門学校合格者数
190人(延べ)
高校進学者数
238人
支援を届けた子どもと親
603,860人
情報・物資等支援 延べ人数
キッズドアに関わる子ども・保護者の声
学習・居場所支援を
受けた子ども
僕は貧乏な中で育ちましたが、その中でも見てくださる方々がいて、応援してくださる方々がいるということが本当に嬉しかったです。 また、私学を受ける機会を与えて頂いて、医者として研究に携わる可能性を広げてくださってありがとうございます。 これから医療に従事する者として、精進していきたいと思います。本当にありがとうございました。
体験活動・キャリア教育の支援を
受けた子ども
いつもいろいろな支援をして頂き、オンラインでは独りにならないような気配りをして頂いたり、今まで経験しなかったような“尊重”をしてもらえています。一人一人をみてくれているのがすごくわかり、大切にしてもらっていることがよくわかります。ありがとうございます!もっと早くキッズドアと出会いたかった!!これからも頑張ってください、人生が変わる子がいっぱいいると思います。
ファミリーサポートで
食料支援を受けた保護者
毎回こちらの支援に助けられています。あらゆる給付金も底をつき、物価高騰の影響とコロナの影響をもろに受けています。この支援がなければ本当にどうなっていたかわかりません。生きる希望を毎回与えてもらっています。本当に心からの感謝しかありません。
大学受験給付型奨学金の
支援を受けた子どもの保護者
こちらの給付金がなかったら、何かのカードローンに手を伸ばさなければいけなかったのは事実です。どれだけ助けられたか分かりません。
キッズドアのレポートページでは、
キッズドアに関わる子どもや保護者から寄せられた声を紹介しています。