Issue・Vision・Mission

キッズドアについて

Issue

日本の子どもたちが
直面している危機

貧困

貧困に苦しむ子どもが、日本にもたくさんいます。

子どもの貧困は大きな社会的課題です。貧困は様々な事象の原因となります。
日本の子どもの貧困率は13.9% (前調査から-2.4%)
一人あたり122万円/年で暮らす生活です。(母子家庭の平均年収は270.3万円、全世帯では545.8万円、児童のいる世帯では707.8万円。OECD加盟国調査では、子どもの貧困率の平均は13.3%。)
またひとり親家庭の子どもの貧困率は50.8%。2人に1人は貧困です。
OECD加盟国中最悪です。

教育格差

保護者の経済状況が子どもの学力に影響しています。

日本では教育にお金がかかるために、保護者が裕福だと子どもの学力が高く、
保護者の収入が低いと子どもの学力も低いという結果が出ています。
子どもの学費調査
(すべて公立の幼稚園〜高等学校までにかかる費用約541万円)

世帯年収と子供の学力(小学6年生)のグラフ。 出典:国立大学法人お茶の水女子大学『平成25年度全国学力・学習状況調査(きめ細かい調査)の結果を活用した学力に影響を与える要因分析に関する調査研究』および公益財団法人チャンスフォーチルドレンのホームページ。

虐待

虐待は増え続けています。

児童相談所が対応する虐待件数は15万件を超え(平成30年度)、前年より20%増加しています。
虐待による死亡事例は年間50件を超え、1週間に1人の子どもが命を落としています。
虐待死のあった家庭のうち、「生活保護」「所得税非課税」など低所得世帯は約65%と強い関連があります。

児童相談所における児童虐待相談対応件数のグラフ。参照:オレンジリボン運動。

子どもの自殺

2018年度に自殺した児童生徒の人数は過去最多の332人です。

2018年に死亡した10〜14歳の死因の1位は自殺です。
年代別の自殺死亡率(人口10万人当たりの自殺者数)では、全体としては減少していますが
10代だけは横ばい状態のままです。

児童生徒の自殺数のグラフ。参照:NHK NEWS WEB。

不登校

2017年度の不登校の子どもは、小学校35,032人、中学校108,999人。

不登校の子どもの人数も増えています。

小中学校の不登校児童生徒数(1000人あたり)のグラフ。参照:平成29年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/30/10/__icsFiles/afieldfile/2018/10/25/1410392_2.pdf

いじめ

2018年度に学校で認知されたいじめの件数は54万件。

過去最多となりました。前の年度より13万件も増えています。
小さないじめが認知されるようになったとも推察されますが、
いじめに大きさは関係ありません。子どもの問題としてではなく、社会問題として解決しなければなりません。

ブラック校則

今の10代は、親世代よりも厳しい校則に苦しんでいます。

2017年に大阪府立高校に通う生まれつき茶髪の生徒が、学校から過度の黒染め指導を受け
裁判を起こしたことがニュースとなり、校則についての関心が高まりました。
この裁判をきっかけに発足したブラック校則をなくそう!プロジェクトの調査では、
多様化し個性を認め合う社会の変化とは真逆の、理不尽な校則や指導に苦しむ子どもたちの
実態がわかりました。

少子化

子どもが生まれなくなっています。

第1次ベービーブームの1949年には270万人の子どもが生まれていましたが、
2016年には100万人を切り、2019年は90万人を割り込みました。
このままでは、働き手が減少し社会保障制度が維持できないなど、
少子化が日本の将来にとって大きな課題です。

出生数・合計特殊出生率の推移のグラフ。昭和24年、最高の出生数2,696,638人で、出生率は4.32。昭和41年、ひのえうまで1,360,974人で、出生率は1.58。昭和48年、第二次ベビーブームで2,091,983人で、出生率は2.14。平成元年の出生率は1.57。平成17年は過去最低出生率の1.26。平成28年の出生数は976,978人。平成29年の出生数は941,000人で、出生率は1.44。平成30年は出生数918,000人、出生率は1.42の推計。

Vision

すべての子どもが
夢と希望をもてる社会へ

キッズドアの学習会に通いはじめる子どもたちに、「将来の夢は何?」「どんな仕事をしたいの?」と聞くと、「夢なんかない」「仕事なんかしたくない。大変そうだし。大人になりたくない」と答える子がいます。そのような子どもたちは、勉強をするモチベーションも乏しく、頑張ることができません。

貧困な子どもたちに、「本人や親がもっと頑張ればいい」と安易に考えてしまいがちです。「頑張る」というのは、「頑張って!」と応援してくれる人がいて、つまずいたら手を差し伸べてくれる人がいて、上手くいった時に「すごいね、できたね」と褒めてくれる。その繰り返しから、「嫌なこと、苦手なことでも努力すれば成果が出る」と実感して初めて、頑張れるのです。親も子も、毎日をぎりぎりで生きる中で、頑張るトレーニングができないのなら、私たちがそこを補います。

私たちが日々向き合う子どもたちは、本当は、大学に行きたい、留学したいけれど、毎日身を粉にして働いて、それでもお金の苦労をしている親御さんをみて、そんな「夢」や「希望」を言い出せない、優しい子どもたちです。

不登校、いじめ、障がい、外国にルーツがある、そんな差別に苦しんで、将来に夢や希望を持つことがとてもできない子どもたちもいます。

今、日本中でたくさんの子どもたちが困っています。子どもを助けられるのは私たち、大人しかいません。困っている子どもを助けるのに、特別な理由などいりません。

どんな境遇に生まれても、夢や希望を持って、生き生きと成長できる、子どもの笑顔があふれている、私たちはそんな社会の実現を目指しています。

キッズドアの学習会に通う前後の意識の変化のグラフ。「頑張れば報われる」について、「とてもそう思う」は通塾前が24.7%、通塾後は40.4%。「そう思う」は通塾前後ともに43.2%。「あまりそう思わない」は通塾前が24.0%、通塾後は15.1%。「そう思わない」は通塾前が8.2%、通塾後は1.4%。

Mission

キッズドアは、
子どもと社会をつなぐドア
子どもが幸せに成長できる
社会を作ります
  1. どんな環境にいる子どもたちにもフェアなチャンスがある社会システムを作ります。
  2. 社会システムの隙間に落ちている子ども達に支援を届けます。
  3. より大きなチャレンジをしている子どもたちが大きく羽ばたくことを応援します。
  4. 企業、行政、団体、学校、地域、保護者など様々なステイクホルダーを結びつけるプラットフォームになります。
  5. 子どもは将来を担う存在であること、その子どもと家庭・地域を包括して支援することの重要性を常に社会に訴えかけます。