<支援を考える>
キッズドアに通い始めたきっかけ
学習を見てくれるというのは、自分にとっては本当に大きかったですね。塾とか予備校とかは行けなかったので。金銭的理由とか兄弟も多くて。
(紹介されて)ホームページを実際に見たら、こんなに面倒見てくれて、自分みたいにそんなに学力が高い子じゃなくても、見捨てずに見てくれるって書いてあったので、そこでキッズドアに行きたいなって思いました。
高校時代の学習会利用
高1の時は2つの学習会に通っていて、週3日は行っていました。1つは勉強メインでしたが、もう1つは中学生も高校生もどっちもいて。勉強もできれば、ちょっとした進路の話とか生活の相談とか、そういう雑談も含めてワイワイしている学習会でした。2つの異なる学習会に行けたことで、日常的にも充実していましたね。
高2の時は、その2つに加えてもう1つ増やして、3つの学習会になって。本当にほぼほぼ毎日、ずっとキッズドアにいるみたいな感じでした。そこでもずっと勉強をして、さらに勉強時間も増えて。高3でも3つの学習会に継続して行っていました。
大学進学を考えるようになったきっかけ
ボランティアさんは基本的に大学に進学した人たちなので、大学を卒業(または在学)した人たちの目線から見て、自分の将来ももうちょっと広く見ようみたいに思うようになりました。
そういった経験ある大人の人たちの方が視野が広いというか、色々な選択肢を教えてくれるので、そういう中で大学も見てみようって具体的に思うようになりましたね。
学習会があったから大学に進学できた
自分が勉強していて分からなかった問題を教えてもらったりとか、単純に自習する場として使っていたこともありました。受験勉強で疲れたときに息抜きとしてスタッフさんの話とか聞いたり、ご飯食べたりとかして、本当に色々な面で支援をしてもらっていました。
模試で言うと、高1から高3にかけて20以上は上がりました。自分の学力がすごい伸びたなっていう気持ちはあります。模試代とか参考書代とかもキッズドアに支援をいただいて、ずっと勉強も教えてもらったりして、結果的に偏差値も上げて大学に合格できたのは、キッズドアのお陰なので、本当にありがたいなって思っています。
現在は大学生として支える側に
今は法律の勉強をしながら学部の勉強と両立して、将来は弁護士を目指しています。ただ弁護士にならなかったとしても、性被害を受けた人たちを支援する仕事をしたいと思っています。
「大学に入りたい」という気持ちは、キッズドアで大学生のボランティアさんを見たり、いろんな人の話を聞いて思うようになりました。だからキッズドアが無かったら、大学じゃなくて、もっと別の進路を歩んでいたのではないかと思っています。
自分の高校時代を思い出して、ボランティアさんとかスタッフの方が自分に対して広い視野を持たせてくれたりとか、相談に乗ってくれたりとか、時には友達のように接してくれたりしていました。そういうことを自分もやりたいなという気持ちで、高校3年間お世話になった分、恩返しもしたいなっていう気持ちもあり、今は学習を支援する側にも携わっています。