<支援を考える>
学習会を利用していた高校生時代
学校と家族以外で進学や奨学金、将来のことを相談したり、アドバイスをもらうことができる場があったということに、とても安心感がありました。
例えば学習会で自習しているようなときも「なんか飽きたな」とか、集中が切れてしまうようなタイミングなどで、スタッフの方やボランティアの方が声をかけてくれます。
そんなときに進路や進学のことだけではなくて、学校や友達との話なども聞いてくれて。悩んでいることがあったときはポジティブな捉え方に変えてくれたり、一緒に悩んでくれたり、とてもありがたくて、心がホッとする居場所になっていました。
大学に進学して教員を目指す
今は大学に進学し、教育学部の学生です。小学校と特別支援学校の教員免許を取得するために勉強をしていて、生まれ育った仙台で教員になりたいと考えています。
大学生になってからは、キッズドアの学習会でボランティアを行っています。それを通じて、宮城県は不登校が多いのだということを知りました。同時に、家でも学校でもない「居場所だと思えるところ」の必要性や、好きに勉強ができる環境が当たり前ではないということを、支援する側の立場からも改めて実感しています。
将来は学校の先生として、保護者や子どもたちと信頼関係を築いて、「経済的に困っていてもサポートしてくれる方がいる」ということや、「困ったときに人に助けを求めることの大切さ」、そしてそれは恥ずかしいことなんかではないんだということを、しっかり伝えられるようになりたいと思っています。
高校1年の時にあまり学習会に参加していなかった私にも、進学に関しての情報や奨学金のこと、学校では教えてくれない大切なことなどを教えていただいて、キッズドアにはとても感謝しています。多くの方からのご支援、本当にありがとうございました。