お知らせ

【スタッフの声】居場所型学習会「キッズリビング」(東京都足立区受託事業)

<子どもたちを支援する>

 

キッズリビング(足立区受託事業)とは

キッズリビングは、足立区の委託を受けて運営されている居場所型の学習会です。学習支援はもちろん、家庭でも学校でもない第3の居場所として、子どもたちが安心して過ごせる環境づくりを行っています。この場所を通じて、子どもたちが社会で自立して活躍できる力を育むことを大切にしています。

対象となる子どもたち

足立区在住で生活に困窮している世帯の中学生と高校生が利用しています。中学生60名、高校生30名という定員があり、東部・西部いずれの拠点も定員が埋まっている状況です。多くの家庭から必要とされている支援であることを実感しています。

主な支援内容

1.居場所支援:「生徒ファースト」で安心して過ごせる環境の提供
2.学習支援:生徒、スタッフ相互の「納得感」を重視した個別支援
3.体験活動支援:企業連携イベントや生徒企画イベントなど
4.家庭支援:パントリーや洋服配布など、家庭を丸ごと支援

様々な体験から得られるもの

キッズリビングでは、受験対策に結び付くような作文・発表、英語のスピーキングテストといったことだけでなく、職場体験や豊洲市場の見学、また秋川渓谷でのキャンプなど、様々な体験イベントを実施しています。

これには平均的な所得のご家庭と比べて、こうした体験の機会にも大きな格差があるという背景があります。様々な体験活動を通じて、色々なことを知り、気づき、成功したり、失敗したりしながら、豊かな心を育むことで将来に繋げてもらうことを目指しています。

居場所型学習会の特長

こうした居場所型学習会という形では、子どもたちの多様なニーズに対応することができると感じています。定休日の月曜日と年末年始以外は開室するため、年間300日以上の開催頻度。加えて多様な支援方法が認められている事業形態ということもあり、それぞれ異なる状況の子どもたちやご家庭に最適化した対応を行うことができます。

そのためニーズと同様に、スタッフやボランティア側の個性も活動に多様性をもたらすことができます。こうした特長から、支援を受けている子どもたちの思い入れも強く、いつしか支援を届ける側のボランティアとして参加してくれるようになる。こうしたサイクルを長い時間をかけて回し続けていくような支援の形です。

© Kidsdoor