お知らせ

【スタッフの声】外国にルーツを持つ子どもたちを支える

<子どもたちを支援する>

 

外国にルーツを持つ子どもたちの困難

外国につながる子どもたちの支援をしているというところが、他の学習会とは大きく異なります。「キッズリビングglobal」では、日本語で学校の授業を受けることが難しい子どもたちの学習・居場所支援を提供しています。外国につながるというのはどういうことかと言いますと、もちろん外国籍の子もいますけれども、それだけでなく日本国籍を持っていても、保護者の方の国に一時的に帰って、日本で十分に教育を受けていない子どもたちも同じように困難を抱えています。

学習支援の特色は「日本語の定着」

「キッズリビングglobal」は2021年4月より足立区の委託を受けて実施しています。対象は、経済的に困窮する世帯のご家庭の小学生から高校生までの子どもたちです。支援内容は大きく「学習支援」「居場所支援」「保護者支援」と分けることができますが、学習支援で行っている「教科学習の支援」や「宿題のサポート」に加えて、「日本語の基礎の定着」が含まれているところが、他の学習会と大きく異なるところです。

「学校に通ってお喋りしていれば、自然と日本語も、学校の勉強も分かるようになるんじゃないか」と思われがちですが、生活言語の習得には1~2年、教科の学習が分かるようになるまでには5~7年かかると言われています。例えば小学校の途中で日本に来た場合、それまでの学年の勉強はおろか、タイミングによっては卒業までに生活言語が習得できるかどうか。多くの面で困難を抱えるところからスタートになることが多いです。

子どもたちのアイデンティティを大切に

私たちが大切にしていることは、母語も大切という気持ちを常に持ってもらいたいということです。日本語ができないということで自信を持っていない子も多いです。でも母語である英語ができたり、中国語ができたりすることも、同じようにすごいことなのだから、どちらも大切にしてもらいたいと思っています。

日本での生活が長くなると、自分が何人なのか分からないというように、アイデンティティが揺らぐ子も多いです。そんなときは自分がグローバルな人間である、というような気持ちを持ってもらえるように、その子たちが「できる部分」を大切に支援しています。絵の得意な子は絵を、折り紙が得意な子は折り紙を、得意な部分をいつも見るように、子どもたち自身にも気づいてもらえるような関わり方をしています

また、いつも子どもたちが支援されるだけの存在でないように心がけています。ありがとうって言うだけではなく、ありがとうって言われる存在になってもらえるように。子どもたちに庭にお水をやってもらったり、絵を描いてもらったりした時に、ありがとうって言われる存在であること。子どもたちがここに来たら輝ける場になる、ということをいつも意識しています。

© Kidsdoor