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【スタッフの声】医療系進学を希望する子どもたちへの支援

<子どもたちを支援する>

 

経済的に「医療系の夢」を実現できない子どもたち

医療系の進路を希望する子どもたちがたくさんいます。しかし受験の準備段階だけに限っても、経済的な負担が非常に大きくなるため、目指す前から諦めざるを得ないことがほとんどです。こうした子どもたちに対して、医療系の進学に特化した「キッズドア学園SBCメディカルコース」を開室しています。

志望する学部は、医学部や歯学部、薬学部、看護学部というイメージしやすい分野に加え、他にも臨床検査技師や理学療法士、放射線技師になる分野、また医療機器の開発に関わるような医療工学を勉強したいという生徒もいます。その夢を目指す理由は生徒により様々です。ご家族の体調が少し悪くて、「それを近くで見ていて助けたいと思ったから」そういう理由で夢を志す生徒もいます。

医療系進学に特化した「キッズドア学園SBCメディカルコース」

2021年度より「SBCメディカルグループ」様からのご支援をいただき、上記のような高校生や浪人生に対して、無料学習支援を行っています。基本的には自習の形式をとっていて、生徒は分からない箇所があったらいつでも質問することができます。面接練習や小論文の添削などの受験対策も並行して実施。また参考書や模試代の費用負担も、上限を決めてサポートしています。定期面談を月に1回全員行っていて、進路相談や勉強面での細かな相談、目標の管理・設定などもこの場で行っています。

「オンライン」と「自習室」で週に5日開室

オンラインコースと自習室(対面)コースがあり、生徒はどちらか選ぶことができるため、都内在住でなくても利用することができます(2023年度は生徒数約90名)。それぞれに共通しているのが、週に5日開室していること。自習室は文字通り教室が開かれていて、オンラインでも同様にこの同じ時間に質問対応を行っています。

節目ごとのイベントも実施していて、夏期講習や英検対策、共通テスト対策といった学習企画だけでなく、キャリアトークイベントとして、医学部生や実際の薬剤師、臨床検査技師の方などとお話しする企画も行っています。

夢を必死で目指すメディカルコースの子どもたち

受験真っ只中のMさん(2024年1月時点)。浪人2年目で今も必死に二次試験に向けて頑張っています。本当に毎日LINEで質問をくれていて、「今日は来ないな」って思ったら夜にバーッとまとめてくる。おかげで質問の仕方もすごく成長していて、質問の内容のレベルもどんどん上がっています。

中にはもともと全然違う夢を持っていたような生徒もいます。別の学習会に参加していたのですが、今年の6月ぐらいに「メディカルコースに入りたい」と言ってきました。「胚培養士」になりたいと。まだ国家資格ではないですが、不妊治療などに関わる分野です。志望先はレベルの高い大学だったのですが、そのやる気は目に見えて、面接練習も小論文添削も「もう十分では?」と思うくらいまで繰り返す。最終的に見事に総合型で志望先に合格することができました。

このような強い気持ちと行動力があったとしても、挑戦できる環境や継続できるサポートが無ければ、結果に結び付けることはできません。多くの皆様からの継続的な支援があるからこそ、こうしたサポートを続けていくことができています。

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