活動内容

生徒数

キッズドアで学ぶ
生徒数とその割合

教育支援事業

全ての子ども達に学ぶ場を。

「お金がないから塾に行けない」「経済的な事情で進学できない」そんな声を受け止めてキッズドアは教育支援事業を始めました。
「経済的格差が教育格差であってはならない」の考えの下、無料でありながら質の高い教育支援を多くの子ども達に提供しています。

学習支援

ただ点数を上げればいい。そんな考えではキッズドアは学習会を運営していません。生徒一人ひとりの苦手や得意に合わせた学習はもちろんのこと、大学生や社会人のボランティアとの関わりを通して人間としても成長する場を提供しています。子どもたちは勉強を通して多くのことを学び成長する、そんな場所です。

居場所支援

「家や学校ではない第三の居場所を作りたい」そういった思いで居場所支援は始まりました。どこにも所属感を持てない子どものために、少しでもホッと一息付ける場所を提供しています。勉強はもちろん、ご飯を食べたり、相談をしたりして子どもたちがエネルギーを蓄える場所を目指しています。

キャリア/体験活動

子どもたちが自分の将来について真剣に、具体的に考えることができる機会をキッズドアは提供しています。企業のオフィスツアーや農作業体験、マナー講座など貴重な体験を子どもたちは得ることができます。「将来の夢が見つかりました!」そんな子どもたちの声をキャリア/体験活動を通して聞くことができます。

普及・啓発・アドボカシー

今、起こっている
子どもたち・子育て家庭の
危機を社会に知らせる

子どもの貧困、虐待、いじめ、不登校など、子どもや子育て家庭を取り巻く課題を解決は、キッズドアの力だけでは不十分です。
日本中のすべての人々がこの問題を「自分ごと」として捉えていただくために活動を行っています。

政策提言・コレクティブインパクト

現場の子どもや保護者の様子を伝え、法律や制度の改善を目指します。理事長の渡辺は内閣府や厚生労働省の子どもの貧困関連の委員などをつとめています。また、同じ志を持つ他団体と連携し、2016年には児童扶養手当の複数子加算の増額を、2017年には困窮家庭の子どものための給付型奨学金の創設を実現しました。
一般社団法人全国子どもの貧困・教育支援団体協議会の創設や、文京区や他団体・企業と連携し、こども宅食という食の支援事業にも取り組んでいます。

調査研究

私たちが実施している子どもたちの支援活動が、どのような成果や効果を生み出しているのか?を常に問い続けています。2017年から2018年にかけては、文部科学省の全国学力・学習状況調査の委託研究もされた耳塚寛明教授(青山学院大学)の監修のもと「教育格差の背景調査」を実施し、その結果を文部科学省で記者会見いたしました。
子どもたちの自立に向けてロジックモデルを作成し、ソーシャルインパクトを図り、ファンドレイジング・日本2019で発表するなど、日本ではまだまだ前例の少ない子どもの支援に関して現場主体の調査研究活動を実施しています。

人材育成

私たちの活動を支えてくださるのは、1000人を超えるボランティアの方々です。導入時研修やOJTを通じて、子どもたちの理解者として、またもっとも身近なロールモデルとなる学習支援ボランティアを育成しています。また学習会をまとめるコーディネーターやマネージャーの養成研修などを通じ、日本全国で活躍する人材育成を行なっています。

講演・イベント

現代の日本における子どもの現状をより多くの人に知ってもらうために、講演・イベントを行っています。「そんなことが起こっているとは知らなかった」と参加者の皆様からお声を聴くたびに、この活動の重要性を感じます。講演・イベントのご依頼はお問い合わせフォームにてお待ちしております。

地方創生

東北をスタートに、日本全国の
子どもを支援するために

2011年の東日本大震災以来、キッズドアは東北でも活動を行っています。
被災地復興のためだけではなく、住む地域が子どもの夢や将来を左右してはならないという思いで活動を続けています。

キッズドア東北事業部公式サイト

東日本大震災で甚大な被害を受けた子どもたち、学校や子育て家庭のために少しでも力になれればと、2011年6月に仙台事務所を開設し、被災した子どもたちの支援を続けています。一時は、岩手県、宮城県、福島県、そして東京に避難してきた子どもたちの支援を行なっていました。復旧から復興へ支援ニーズの変化に合わせ、仙台での困窮家庭や被災した子どもたちの支援、南三陸町での支援を今も続けています。いまだにPTSDに苦しむ子ども、震災から貧困に陥るご家庭など、まだまだ支援が必要です。
また震災直後に支援した中学生が大学を卒業して南三陸町の復興に携わったり、大学生になってボランティアで戻ってくるなど着実な成果も現れています。

コンサルティング

10年間培ってきた学習支援事業のノウハウを、同じ想いを持つ全国のNPOや行政に提供しています。日本全国どこでも学習支援事業の立ち上げサポートや、学習支援を担うコーディネーターの養成講座を実施しています。

公営塾運営

東日本大震災から時が経ち、子どもの支援も不足を補う緊急支援から、復興人材を担う支援に変わっています。若年層の人口流出は被災地だけではなく、全国で起きている社会課題です。私たちは、宮城県南三陸町と協働し、町内にある唯一の県立志津川高校の施設で、志翔学舎という志津川高校の生徒なら誰でも無料で利用できる公営塾「志翔学舎」を運営しています。