NPO法人キッズドアとQualcomm Wireless Reachが IT Driveプログラムを正式に開始
9月29日 (水) クアルコムは、Qualcomm Wireless Reach ™イニシアチブを通じて、NPO法人キッズドアと協力して、ITトレーニングに焦点を当てたプロジェクトベースの無料での、共育プラザ中高生支援コースであるITドライブプログラムを実施することを発表しました。このプログラムは、江戸川区の中高生を対象に、生徒のキャリア支援、ITリテラシー、自己効力感、コミュニケーションスキルを向上させるものです。プログラムのキックオフイベントには、江戸川区議会 早川 和江(はやかわ かずえ)議員、NPO法人キッズドアの渡辺 由美子理事長、クアルコムジャパンの須永順子社長などが出席しました。
このプログラムは、江戸川区の共育プラザ中央で実施され、2021年8月から2022年までの間に、デジタル制作とドローンプログラミングのワークショップを、同区の中高生100名を目標に提供します。
江戸川区議会 早川 和江議員は、「このプログラムは、江戸川区の子どもたちに先端のITに触れ関心を持つ場を提供し、それを通じ地域防災や自己表現の手段、活用方法を学ぶこともできるようになっており、江戸川区の目指す共生社会の実現と、SDGsへの取り組みへもつながる意義のあるものです。」と述べ、江戸川区の生徒に新たなICT教育の機会をもたらすITドライブプログラムにとても期待を寄せています。
イベントの中で、NPO法人キッズドアの渡辺 由美子理事長は、クアルコムのこのプログラムへの支援を高く評価していました。渡辺 由美子理事長は、「このプログラムは、NPO法人キッズドアが恵まれない環境にある子どもたちのために無料の学習支援を開催してきた経験と、クアルコムのワイヤレステクノロジーを組み合わせて、生徒たちにIT講座を提供するものです。」と述べ、「私たちは、生まれた環境に関係なく、子どもたちが成長し、学ぶことができる、子どもたちの笑顔に満ちた社会の実現を目指しています。」と話しました。
クアルコムは、教育ツールや学習環境へのアクセスができないことが生徒の学習の妨げになってはならないと考えています。クアルコムは、GIGAスクール構想の立ち上げに伴い、自宅にインターネット環境があるかどうかにかかわらず、すべての生徒がインターネットや学習教材に接続できるよう、LTEアクセスを備えたセルラーコネクテッドPCの利用を推進しています。
クアルコムジャパンの須永順子社長は次のように述べています。「クアルコムはワイヤレス技術のグローバルリーダーとして、高度なモバイル技術で人々の生活を向上させ、社会および経済の発展に積極的に貢献してきました。ITドライブプログラムは、日本におけるクアルコムのワイヤレス・リーチ・イニシアチブの重要なマイルストーンです。このプログラムでは、セルラーコネクテッドPCが使用され、NPO法人キッズドアとのプログラムにより、それを必要としている学生のキャリアレディネスとITリテラシーを高めることができると確信しています」。
IT Driveプログラムは、文部科学省の目標である、学校における不登校や慢性的な欠席の減少にも貢献することを目指しています。
■クアルコムおよびクアルコム・ワイヤレス・リーチについて
クアルコムは、世界をリードするワイヤレス技術のイノベーターであり、5Gの開発、発売、拡大の原動力となっています。 電話をインターネットに接続したとき、モバイル革命が生まれました。 今日、当社の基盤技術はモバイルエコシステムを実現し、すべての3G、4G、5Gスマートフォンに搭載されています。クアルコムは、自動車、モノのインターネット、コンピューティングなどの新しい産業にモバイルのメリットをもたらし、あらゆる人がシームレスに通信して交流できる世界への道を切り開いています。
Qualcomm Incorporatedには、当社のライセンス事業であるQTLと、当社の特許ポートフォリオの大部分が含まれています。Qualcomm Technologies, Inc.は、Qualcomm Incorporatedの子会社であり、その子会社とともに、エンジニアリング、研究開発機能のほぼすべて、およびQCT半導体事業を含む製品・サービス事業のほぼすべてを運営しています。
Qualcomm Wireless Reach(クアルコムワイヤレスリーチ)は、ワイヤレス技術の革新的な利用法を実証する持続可能なプログラムに投資し、世界中の経済・社会開発を強化しています。当社のプログラムは、起業家精神の育成、公共の安全の確保、医療の提供の強化、教育と学習の充実、環境の持続可能性の向上などを目的としています。2006年以来、Qualcomm Wireless Reach(クアルコムワイヤレスリーチ)は、世界49か国で126のプログラムを実施し、2,000万人以上の人々に恩恵を与えてきました。
■NPO法人キッズドアについて
NPO法人キッズドアは、すべての子どもたちが自らの希望や夢を追求する力を持つ社会の実現を使命とする非営利団体です。日本は、OECD(経済協力開発機構)加盟37カ国の中で、ひとり親家庭の貧困率が最も高く、子どもの貧困率もOECD平均を大きく上回っています。貧困の中で育つことは、子どもの教育成果に深刻な影響を与え、その結果、雇用機会や将来の収入が制限され、貧困のサイクルが続くことになります。このサイクルを断ち切るために、NPO法人キッズドアは、低所得者などの恵まれない家庭の子どもたちを対象とした無料の居場所支援や学習会を東京と東北で運営し、毎年およそ2,000人の子どもたちにサービスを提供しています。NPO法人キッズドアは、1対1の個別指導、ITや英語の専門的なサポート、キャリアや進学の相談、食事の支援、不登校対策、イベントやワークショップなど、さまざまなサービスを提供しています。これらのプログラムを通じて、限られた経済的資源によって生じる教育達成の障害を打ち消し、すべての子どもたちが自らの希望や夢を追求する力を持てるようにするために活動しています。
■お問い合わせ
NPO法人キッズドア
江戸川区共育プラザ中央
〒132-0031
江戸川区松島1丁目38番1号 新館2階
TEL:03-5662-7661
担当:高橋 takahashi@kidsdoor.net