町内唯一の高校である南三陸高校で、宮城県内で初となる公営塾「志翔学舎」を運営
南三陸高校学習支援センター
特色:
町内唯一の高校である南三陸高校では、2017年、宮城県内で初となる公営塾「志翔学舎」を校内に開設し、キッズドアが運営を任されています。将来の目標実現に向けて頑張る南三陸高校生を応援したいという町や同窓会の皆さまの想いから設立され今年で7年目を迎えました。南三陸高校生であれば誰でも利用することができます。申し込みや利用料などは必要ありません。放課後の時間を有効に使い、授業の予習や復習、テスト勉強や入試対策など、自分で取り組むことを決めることができます。学習面のサポートのみならず、スタッフとの進路相談や放課後の居場所としても活用できます。
担当者からのメッセージ:
南三陸町では、大学や専門学校のある仙台市まではかなり遠く、進学するイメージが描きづらいという課題があります。普段、子どもの移動手段は徒歩か自転車、どこかに行こうと思うと車での送迎が必要になるため、気軽に集まったり遊んだりできないということも主体性を育む上でネックになっているのではと感じます。そうしたことから、自立に向けて具体的なイメージを持つことができるよう声がけをしています。進学先や就職先に対してきちんと向き合い、主体的に自分自身の将来について決められるようになってほしいという想いで、日々サポートしています。
エピソード:
ひとり親家庭のとある生徒は、家族や親戚に大学進学を経験した人はおらず、当初は就職するつもりでした。高校の先生の勧めもあり、経済を学ぶため大学進学に興味がわきました。志翔学舎で開催した奨学金セミナーに参加し、積極的に情報収集しました。以来ほとんど毎日志翔学舎を利用し、奨学金の手続きに活用したり、受験勉強にも精力的に励んでいます。
活動概要
対象 | 高校生 |
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登録生徒数 | 147名 |
教室数 | 1教室 |
所在地 | 宮城県南三陸町 |
年間実施回数 | 221回(合計) |
活動の様子
高校生が学習している様子