不登校

Refusal to go to school

不登校児童生徒数が
過去最多の30万人に
増えています。

家にも学校にも居場所がありません。

キッズドアの学習会に通う生徒

(コロナ禍の影響で)不登校になりました。オンラインで友達と繋がりはありましたが、唯一頑張ってた部活動ができなくなって、やりがいがわからなくなってしまいました。

キッズドアの学習会に通う生徒

経済的負担に加え精神的にもギリギリに追い詰められています。子どもが無気力になっていて、5年後、10年後を考えるのが怖いです。

ファミリーサポートで支援を受ける
困窮子育て家庭の保護者

子どもが不登校になりました。もっと向き合ってやらないといけないと思いつつも、自分もフルタイムで仕事をするのが精いっぱいで、いつも見て見ぬふりをしてしまいます。

ファミリーサポートで支援を受ける
困窮子育て家庭の保護者

家庭の経済的な状況などを背景に不登校の子どもが増えています。
このページでは、子どもの不登校や
不登校問題と複雑に絡み合うその他の課題についてお伝えします。

過去最多を
更新し続けている不登校

文部科学省によると、2022年度の小・中学校における不登校児童生徒数は299,048人(前年度244,940人)で、前年度から22.1%増加し、過去最多となりました。また、児童生徒1,000人当たりの不登校児童生徒数は32人(前年度26人)となり、35人学級1クラスにつき約1.1人不登校児童生徒がいることとなります。小学校・中学校ともに不登校児童生徒数及びその割合は、過去5年間において増加傾向にあります。

高等学校においても同様に不登校生徒数が増加しており、前年度から9,590人(18.8%)増え60,575人(前年度50,985人)となっています。

様々な社会課題と
絡み合う不登校

日本財団「第3回自殺意識調査」によると、18から22歳の若い人達に焦点を当てた追加調査では、「不登校経験者」の68%が自殺を真剣に考えたことがあるということがわかりました。

また、キッズドアが2023年に困窮子育て家庭を対象に行った調査では、21%の家庭で子どもが不登校または不登校気味の状態であることが分かりました。これは、不登校気味の子どもも含んだ数字ではありますが、文部科学省の調査で明らかになった小・中学校の不登校率3.2%より6倍以上高いものとなっています。不登校になった理由をたずねると、いじめ、学校・教師・友人との関係以外に、「集金未納について先生方に言われるから」「貧乏だと思われいじめられるから」など、家庭の経済状況が理由という回答も複数ありました。このことから不登校と貧困には関連性が高いことがうかがえます。

国の調査は学校が認識している不登校のケースに限定されているため、家庭の実際の状況に関する詳細な不登校の実態を把握、要因を分析し、適切な対策を講じることが必要です。

「不登校」への
キッズドアの取り組み

キッズドアの学習・居場所支援事業は、不登校支援に特化しているわけではなく、拠点ごと様々な学齢・背景の子ども達が利用しています。不登校の子どもが参加している学習会は30拠点以上に上ります。子どもが安心できる居場所を作り、学校に行けない子どもに学びの機会を提供しています。

また、2021年には「学び」を止めないための支援活動として、不登校支援プロジェクトチームを結成し、WEBサイト「不登校支援ラボ」を立ち上げました。

キッズドアは、子ども達が直面している課題に対して、子ども‧家庭‧社会の側面から必要なアプローチをおこなっています。どんな境遇に生まれても、夢や希望を持って、生き生きと成⻑できる、子どもの笑顔があふれている、私達はそのような社会の実現を目指しています。

3つの主な事業

キッズドアが提供する学習支援・居場所支援事業

学習支援・居場所支援事業

キッズドアが提供するファミリーサポート事業

ファミリーサポート事業

キッズドアが提供する調査・提言・啓発事業

調査・提言・啓発事業

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子どものために

Achievements

長年続けてきた活動が、
確実に実を結んでいます。

  • 学習支援を届けた生徒

    2,078

    2023年度の実績

  • 開催した学習会

    5,949

    2023年度の実績

  • 支援を届けた子どもと親

    603,860

    2023年度 情報・物資等支援 延べ人数

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