教育格差

Educational Disparity

保護者の収入で、
子どもの学力と将来の収入
が決まります。

家に勉強机がないから、寝床にお盆を置いて勉強しています。

キッズドアの学習会に通う生徒

金銭面で余裕がないので、塾に通うことができないことはもちろんのこと、問題集を十分に買うこともできません。

キッズドアの学習会に通う生徒

子どもは進学を希望していたはずですが、「就職して、家にお給料入れるね」と言っています。

ファミリーサポートで支援を受ける
困窮子育て家庭の保護者

大学入学後に奨学金が振り込まれるため、 お金のない我が家は、入学前に学費を準備できませんでした。進学は諦めるしかありませんでした。

ファミリーサポートで支援を受ける
困窮子育て家庭の保護者

家庭の経済的な状況や生まれた地域によって、子どもの教育環境や進学、就職に格差が生まれています。
このページでは、教育格差とその構造についてお伝えします。

教育格差とは

教育格差とは、生まれ育った場所や環境によって、人々の教育の品質に差が生じる現象を指します。つまり、同じ国や地域でも、教育の機会や質が異なるため、学力や知識、能力に格差が生まれます。

この格差は、経済的な理由だけでなく、地域の差や言語の問題など、さまざまな要因によって引き起こされます。特に経済的に困難な状況にある家庭の子ども達は、学習塾などの教育リソースへのアクセスが難しく、必要な学習教材や環境を整えることが難しいため、教育格差が顕著になりやすいとされています。

保護者の経済状況が
子どもの学力に影響する

保護者の経済状況が子どもの学力に影響を与えることも、調査から明らかになっています。たとえば、お茶の水女子大学「平成29年度『学力調査を活用した専門的な課題分析に関する調査研究』保護者に対する調査の結果と学力等との関係の専門的な分析に関する調査研究」では、学力テストの結果と世帯収⼊が概ね比例していることが示されています。

さらに、文部科学省の「令和3年度 子供の学習費調査」では、世帯年収と小・中・高校生の学習費総額には概ね比例関係があることが明らかになりました。

経済的な理由で教育に充てられる資源が不足すると、子ども達は学力や進学において不利な立場に立つことがあるのです。

教育への政府予算が
少ない日本

日本の教育に対する公的予算が少ないことも、教育格差の要因とされています。経済協力開発機構(OCED)の調査によれば、日本は一般政府総支出に占める教育への公財政支出の割合が低い国として認識されています。

このため、日本では教育にかかる費用の一部を保護者が負担する必要があります。文部科学省の「令和3年度 子どもの学習費調査」によると、全て公立へ通わせた場合でも、高等学校卒業までにかかる費⽤は約574万円とされています。大学へ進学すると、国立大学に通った場合でも4年間でさらに243万円の授業料が必要となり、子どもが大学を卒業するまでの教育費はかなり高額になります。

このように、経済的に余裕がない家庭では、子どもの教育に必要な支援をすることが難しく、教育格差が拡大する原因となっているのです。

教育格差の解消が
貧困の連鎖を断ち切る

教育格差が解消されると、将来の経済格差も解消される可能性が高いとされています。十分な教育機会が提供され、経済的理由による進学の妨げが取り除かれれば、子ども達は将来の職業選択において幅広い選択肢を持つことができます。その結果、収入の高い職に就く可能性も高まります。

教育格差の解消は、世代間で連鎖する貧困を断ち切るために重要な取り組みです。子ども達が平等な教育を受けられるようになれば、将来的には社会全体の格差が縮小していくことから、教育格差は重要な社会課題とされているのです。

また、国連が策定した持続可能でよりよい世界を目指す国際目標であるSDGsの4番目に「質の高い教育をみんなに」と掲げられています。教育は、その他多くのSDGsの達成において鍵を握っており、質の高い教育を受けることができれば、人は貧困の連鎖を断ち切ることができると明記されています。

貧困の連鎖を表す図解
貧困の連鎖を断ち切ることを表す図解
貧困の連鎖と連鎖を断ち切ることを表す図解

「教育格差」への
キッズドアの取り組み

キッズドアは、教育格差という大きな社会問題を改善するために様々な活動をしています。2007年に任意団体として困窮する家庭の子ども達への支援を始め、2009年にNPO法人化、2010年に学習支援を本格的に開始しました。以来、無料学習支援体験活動、キャリア教育などを継続して行っています。

更に、英語に特化した学習会や、医学部や看護学部など医療系の進路を目指す高校生及び既卒生のための学習会など、子ども達のニーズに合わせた無料学習会を展開しています。近年では、オンラインを活用して全国の高校生世代へ支援の輪を広げました。

ファミリーサポート事業では、子育て家庭が利用できる奨学金などの情報を、LINEやメールで配信する情報支援も行っています。

キッズドアは、子ども達が直面している課題に対して、子ども‧家庭‧社会の側面から必要なアプローチをおこなっています。どんな境遇に生まれても、夢や希望を持って、生き生きと成長できる、子どもの笑顔があふれている、私達はそのような社会の実現を目指しています。

3つの主な事業

キッズドアが提供する学習支援・居場所支援事業

学習支援・居場所支援事業

キッズドアが提供するファミリーサポート事業

ファミリーサポート事業

キッズドアが提供する調査・提言・啓発事業

調査・提言・啓発事業

「教育格差」に関するニュース&トピックス

  • メディア掲載

    東京新聞社説 「受援力」をテーマにキッズドア「ヤングラポート」にも触れて下さいました

  • メディア掲載

    NHK NEWSWEB 「奨学金ピンチ」という記事中でキッズドアのアンケート結果が紹介されました

  • メディア掲載

    ネットメディア「生活ニュースコモンズ」 5/7院内集会での理事長渡辺の発言が他登壇者とともに紹介されました 

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「教育格差」に関する現場からのレポート

  • 受講生を増やしても、全国に支援はまだ届いていない ── オンライン学習支援最前線
    インタビュー

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皆様のサポートにより、子ども達に貧困の連鎖を断ち切るための学習の機会や、困窮子育て家庭に物資・情報・就労などの支援を提供できるようになります。困窮する日本の子ども達とそのご家庭を支えるために、ご支援をお願いいたします。

参考データ

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いつまでも、どこまでも、
子どものために

Achievements

長年続けてきた活動が、
確実に実を結んでいます。

  • 学習支援を届けた生徒

    2,048

    2023年度の実績

  • 開催した学習会

    5,653

    2023年度の実績

  • 支援を届けた子どもと親

    603,860

    2023年度 情報・物資等支援 延べ人数

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