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2026夏子育て家庭アンケート結果報告 ―― 物価高騰で危機的状況の困窮子育て家庭に、この夏を生き延びるための支援を キッズドア調査室マンスリーレポート Vol.4
キッズドアは7月1日、厚生労働省にて、物価高騰が困窮子育て家庭の生活に与える影響を調査したアンケート(*1)の結果報告、及び本件に関する提言について記者会見を実施しました。
(※1)キッズドア・ファミリーサポート登録世帯を対象に2026年6月1日から6月8日にかけて実施、1,449件の回答を得ました。

アンケート調査結果
経済的な理由で子どもが健康に必要な量の食事をとれない日

「ある(ときどき)」が約6割と最も多く、「ある(ほぼ毎日)」も約2割。所得が低いグループほど「ある(ほぼ毎日)」の割合が高く、「所得100万円未満」の世帯では、「ある(ほぼ毎日)」が31%。
【世帯所得別】食事が十分に用意できないことによる子どもへの影響(複数回答)

「イライラしている、落ち着きがない」や「病気にかかりやすい(風邪、貧血、体調不良など)」が上位。「所得100万円未満」では、「同年齢の子どもに比べてやせている」・「同年齢の子どもに比べて身長が低い」も3割超。
給食がなくなることによる子どもの平日の食事への影響(複数回答)

子どもの食事への影響として、「1回あたりの食事の量が減る」・「肉や魚を食べられない日が増える」を6割超、「1日3食を食べられない日が増える」も4割超が選択。
【保護者】夏休みについて考えて気持ちがひどく落ち込んでしまうこと

4割超の保護者が「いつもある・しばしばある」と回答。さらに、半数が、落ち込んだり困ったりした時の相談先として「相談しない・相談する相手はいない」を選択。
キッズドアの緊急提言
キッズドアでは、困窮子育て家庭が2026年の夏を生き延びるための緊急提言として、以下の5点を掲げました。
- 所得100万円未満の家庭に特化した支援の必要性
- 子どもが満足に食事をとれない家庭への支援
- 継続的な子どものセーフティネット構築の必要性
- 親子の体調不良がもたらす、さらなる課題への対応の必要性
- 孤独・孤立した困窮子育て家庭への相談体制の確立
子どもの命と健康を守るために、今、私たちに何ができるでしょうか。まずは、困窮子育て家庭の中でも特に深刻な状況にある所得100万円未満の家庭に、現金給付など直接的な支援が必要です。子どもが満足に食事をとれないという決して見過ごせない状況を前に、社会全体で食料支援活動を進めていくことも大切です。
さらに、学校が休みとなる期間、給食がなくなり、家ではエアコンも十分に利用できない子どもたちに、学校や児童館等の公共施設を開放し、食事や安全に過ごせる居場所を提供するセーフティネットを作ることも欠かせません。
経済的困窮によって、子どもの健康や保護者の心身の不調等の問題も起きています。こういった問題は学びや就労の妨げとなり、社会とのつながりを弱め、困窮から抜け出すチャンスを奪うこともあります。生活の苦しさを抱え、自分では解決できないと感じた時には、安心して相談できる場所が必要です。公的な相談体制を整えるとともに、「困ったときは助けを求めてもいいんだ」と誰もが思える社会を、私たちはともに目指していかなくてはなりません。
- キッズドア調査室マンスリーレポート バックナンバー
Vol.3 生活保護家庭の子どもの高等教育進学時における世帯分離について
Vol.2 地域展開後も、全員が続けられる部活を!
Vol.1 自治体は、今すぐに夏休みの子ども支援の準備を!
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