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貧困の子ども達に将来について考える機会を – Dialogue of the future –

みんなが語るキッズドア

今年から新たな企画として始まった「Dialogue of the future」。この企画はキッズドアをご支援いただいている企業の社長や幹部に中高生が直接質問や相談ができ、将来について考える機会を提供する場になります。大人気お菓子企業や超有名コンサルティングファーム、有名エンタメ企業、国際的金融企業など様々です。この企画がどのようにして立ち上がったのか、どんな内容なのかなど担当者の西田さんに聞いてみました。

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Dialogue of the futureについて教えてください。

日本における子どもの貧困の問題は、ただお金がないだけではなく、文化資本や社会関係資本が欠如していることにあります。「周りに大学を卒業している人がいない」「家に勉強をする場所がない」「旅行に行ったことがない」など、このようなことが少しずつ積み重なり、大きな格差に繋がります。
 
特に自分のお手本になる大人が周りにいないことによるロールモデルの不在は深刻な問題です。子どもが自分の明るい未来を描くことや、将来に向けて努力することができにくい現状があります。
 
そこで、キッズドアを応援していただいている企業の方々と中高生がお話できる機会があればよいのではないか、と思いつき 「Dialogue of the future」がスタートしました。

これまでどのような企画があったのでしょうか。

2023年8月末時点で5回の対話が実現し、延べ12名の中高生が参加しました。これまで以下の方々から大変有難いお話を直接聞く機会をいただきました。
 
第1弾 藤本博久 氏(ヒルトン 日本・ミクロネシア地区開発担当副社長)
第2弾 勝村嘉博 氏(JPモルガン・チェース銀行東京支店法人営業本部長)
第3弾 玉塚元一 氏(株式会社ロッテホールディングス代表取締役)
第4弾 堀江 智生 氏(株式会社Japan Asset Management代表取締役)
第5弾 木村一尋 氏(株式会社 クボタ 人事・総務本部長)

―これまで参加した中高生の反応はいかがでしたでしょうか。

中高生たちはどんな話を聞けるのかと期待を膨らませ、働くことや社会の役に立つこと、仕事に対するイメージを持って臨んだ様子でした。当日は中高生それぞれの想いを胸に抱き、少々緊張した面持ちでしたが、積極的に質問をしていました。以下は感想の抜粋です。
 
「質問一つ一つに率直に答えていただいて、ありがとうございました。まだ私は自分が何をしたいのか分からず、将来に不安も感じていますが、そのような転機が来るかもしれないと思うと、これからのことが楽しみに思えてきます。そのときにチャンスを掴めるよう、素直さを大切にしていきたいです。また、焦らなくてもいいという言葉に余分な肩の力が抜けました。生き急がずに、目の前のできることに集中して取り組んでいきます」(16歳女子)
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―今後はどのような企画をお考えでしょうか。

今年から始まった企画なので、工夫の余地はたくさんあると思っています。一般企業以外にも研究関連や行政機関、また有名企業でなくても社会に必要不可欠な仕事は世の中にたくさんあります。幅広い職種や業種について中高生に届けられると、良い刺激になるのではと考えています。これまでの企画では少々偏りがあり、すべて男性の方へのインタビューとなってしまいました。イベントに参加する中高生は女子が多いので、今後はビジネスの世界で活躍している女性にぜひインタビューが企画できればと思っています。

ー最後に何かアピールがあれば

「Dialogue of the future」での経験は中高生たちにとってかけがえのないものになっているはずです。ひとりでも多くの中高生に「Dialogue of the future」に参加してもらいたいと考えています。また中高生に是非ともお話をしたい!中高生の可能性を広げたい!など「Dialogue of the future」に興味をお持ちでしたら、ぜひキッズドアにご連絡いただければ幸いです。

―西田さん、お聞かせいただき、ありがとうございました。

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    2023年度の実績

  • 開催した学習会

    5,949

    2023年度の実績

  • 支援を届けた子どもと親

    603,860

    2023年度 情報・物資等支援 延べ人数

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