スタッフレポート
子どもの貧困
ひとり親世帯の貧困
困難を抱えるすべての方に物資・就労・情報支援を
キッズドアの現場から 2021年1月
≪ファミリーサポートプログラム≫
キッズドアは2020年から ≪ファミリーサポートプログラム≫ という支援プログラムを実施しています。まずは、キッズドアが支援している方々の現状をご紹介させていただきます。

支援している方々(サポートメンバー)を調べると87%がシングルマザーとなっており、収入や貯蓄もなく、同時に非正規雇用が多く、コロナ禍の影響が避けられず、シフトが減らされてしまい本当に危うい状況です。
特に日本のひとり親の貧困は世界から見ても深刻であり、コロナの影響を強く受けています。
そのような中、2020年に「コロナ対策室」を立ち上げました。
ファミリーサポートプログラムと称し、全国の困難を抱える方に向けて、物資・就労・情報支援を行っています。

サポートしている時にいつも悲痛な心の叫びを感じています。
「誰も頼れない、孤独・不安・焦燥・これからどうすれば・・・」
毎週、サポートメンバーとZoomでミーティングをしていますが、今生きてくことに本当に悩んでいる方が多くいられます。
「今回ばかりは子ども達のウキウキとは真逆で、本当にクリスマスなんてなければいいのに。。。とさえ思っていました。」
同時に、誰かと話すことを楽しみにもしています。
「誰かと今繋がっている その事が一番の心の支えになっています。ありがとうございます。」

今回大変ありがたいことに、個人や法人の皆様からの温かなご支援により、約900世帯にクリスマスプレゼントを贈ることができました。
また500世帯に年末年始に必要な食料を届け、さらに就労支援の一環としてITスキルの向上プログラムや奨学金に関するイベントの開催など、最大限のサポートを進めています。
全国の困窮子育て世帯の環境が少しでも良くなり、希望を持つことができるように支援を続けつつ、同時に少しでも誰かとつながっていると感じてもらうことに意味があると心から感じています。
希望の火が消えないようにスタッフ一同、これからも力を尽くしていきます。
