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「自分が必要とされる場所を目指したい」キッズドア卒業生
キッズドア卒業生のスピーチ
※2023年11月8日に行われた『キッズドアファミリー総会2023』でのスピーチを文字起こししたものです
私は、高校1年生から高校3年生の期間でキッズドアの学習会に通っていました。キッズドアの学習会は、勉強はもちろん、ご飯を食べたり相談ができる、暖かい雰囲気の中でエネルギーを蓄える、家や学校ではない第三の居場所として、私にとってとても大切な場所でした。
そんな中、高校3年生で、東京都次世代リーダー育成道場から1年間のカナダ留学をし、本当に楽しい贅沢な時間を多くの仲間と過ごしました。留学先の学校では、現地の生徒に加え、11カ国の留学生が約70名いました。季節ごとのイベント、留学生やファミリーとの時間を経て、今まで感じたことのない価値観を多くの場面で得られました。子どもも、大人も、お年寄りも、本気で楽しみ、 一生懸命にやる。それが彼らの活力であり、明るさなのだと人生の楽しみ方を学びました。出会う喜び、別れる辛さを実感し、自分の殻を破ることで見えた世界の景色は、私自身に大きな衝撃を与え、「やればできるんだ」という勇気を得ることができました。
現在私は、キッズドア主催の女子高生対象キャリア育成プログラム「STEP for Tomorrow」でサポート側としてお仕事をしています。「STEP for Tomorrow」の内容は、とても魅力的で様々なコースの方がいらして、女子高生に意欲と向上心を与えています。生徒が自身の将来の夢に大きく期待をし、楽しそうに参加しているのをサポートしていると、私自身も得ることが多いです。「自分が意欲を持って取り組むことができるのを見つけるための入り口は意外とシンプルで、一歩を踏み出すのは自分次第だ」と改めて思いました。ある生徒の言葉がとても心に残っています。「自分が必要とされる場所を目指したい」 年齢に関係なく、この価値観は忘れてはいけないなと思いました。
これから私は、アメリカの大学でITを学びたいと考えています。様々な場所から必要とされる人材となり、将来は学校だけでなく、世界で活躍する人物でいたいと思っています。
最後に、多くのことを学ぶ機会をいただいたキッズドアに、とても感謝をしています。これからも何かの機会でキッズドアに関わりたいと考えています。