子ども・保護者の声
子どもの貧困
もやしと豆腐料理ばかりの日々──困窮子育て家庭の“今”
キッズドアが行った『2023年冬の食料支援』で支援を受けた困窮子育て家庭から、支援物資の感想やお礼のメッセージがたくさん届きました。そこには、支援に対する感謝の気持ちだけでなく、現在の厳しい生活状況がうかがえる内容も書かれていました。
困窮子育て家庭の“今”をそのままお伝えするため、実際に届いたはがきとともにメッセージの一部をご紹介します。
生活予算は家族3人1日600円
このたびは食料支援をいただき、ありがとうございます。
今まで家族3人1日600円予算で食費と洗剤など日用品等を購入していましたが、とうとうこの予算では回らなくなってしまいました。
お菓子はとうてい手を伸ばすことができず、もやしとお豆腐料理ばかりの日々。
支援の箱に入っていたお菓子をみて、大喜びする子ども達を見て嬉しく思いました。
感謝申し上げます。
毎日、少しでも笑いたい……
毎日フルタイムで残業もし、3人の子をそれぞれ見て、不登校や学校でのトラブル、仕事でのパワハラ、精神的にも体力的にもキャパオーバーで……つらいです。気力がわかない。
食事を作ってあげられる余裕なく(考えることも)、そんな時に届いた支援。心からほっとしました。
不登校気味で自宅にいた長男が受け取って、荷解きをしてくれました。ありがとうございます。
毎日、少しでも笑いたいです。
冬でもお風呂はシャワーのみ
沢山の食品をありがとうございました。
今年は色々な物の値上げがあり、私は病気をして医療費がかかり、さらに生活は苦しくなりました。
この時期でもお風呂はシャワーのみなど、子どもにガマンさせることも多い日々ですが、こうやって支援してくださる方がいると思うとなんとか上を向いて頑張ろうという気持ちになります。
助けてくださりありがとうございました。
生きていけるかもと元気づけられました
たくさんの品々、ありがとうございます。
我が家に届くまで、携わった方々に感謝します。
母子で生きていく不安ばかりが募る中、生きていけるかもと元気づけられます。
子の喜ぶ顔が見られて、嬉しく涙です。
これで家族がしばらく食べつなげる
年末の心もとない季節に沢山の食品を届けていただき、本当にありがとうございました。
とても丁寧に送ってくださったこと、気持ちも伝わってきました。
これで家族がしばらく食べつなげるなと、安心、ほっとした気持ちもわいてきました。
運営してくださる皆様、本当に本当にありがとうございます。
普段はジュースを買えない
いつもご支援くださり、ありがとうございます。
すぐに食べられ、お弁当にも使える冷凍食品はとても助かっています。
また、普段あまり購入できないジュースには、子どもが大喜びでした。
温かいお心遣い感謝いたします。
2023年冬の食料支援では、多くの皆様からのご支援により、申し込みのあった対象2,605世帯全てのご家庭に食料を届けることができました。
支援物資そのものだけでなく、支援してくれる人がいるということも、困窮子育て家庭に小さな希望を与えることができていることがわかるメッセージが印象的でした。
改めて深く感謝を申し上げます。
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「2023冬の食料支援」実施報告会