仕事の内容
調査 / 政策提言
コロナ禍や物価高騰などの影響は、市民の生活を直撃します。したがって必要とされる支援も緊急性の高いものばかりです。困窮世帯の子ども達がどのような困難に直面しているのか、「今」の状況を正しく把握し、それを緊急支援策としてまとめ広く世の中に発信していくことは、キッズドアの非常に重要な役割です。
また、中長期的な視点に立って、課題解決に有効な政策提言を行っていくこともミッション実現のためには欠かせない活動です。
新規事業
将来の夢がなかなか描けない子ども達にとって、それを考えるキッカケとなる非日常的な体験は非常に重要です。一方で、そうした子ども達に支援の手を差し延べようとしている企業が増えつつあります。
そうした企業に対し説得性のある企画提案を行って、新たな事業としての体験活動やキャリア開発活動を、共同プロジェクトとして実践していく仕事です。
望まれる人材像
常に世の中の動きに敏感であることが求められます。支援を必要とする困難な状況ばかりでなく、支援に前向きな企業や団体の意向をキャッチし、いち早く有効な手段を講じることのできる能力が必要です。国や自治体、企業などとの交渉力、調整力も求められるため、ある程度の社会経験が必要です。
インタビュー
中本菜穂子さん
どんな仕事をしている?
私は現在、新規事業のオンラインのキャリア教育事業と、多文化共生事業の企画・運営を担当しています。これらの事業は行政委託事業とは異なり、民間の企業・団体から助成金をいただき、そのご支援をもとに運営していくものです。日本に住む子ども達のために、民間の企業・団体と一緒になって新たな事業を切り拓いていく、一つの協働事業でありベンチャーな取り組みだと考えています。
常に心がけていることは?
とにかく楽しく仕事をすることを心がけています。言い換えると、自分の事業の魅力を知り、好きになり、事業のあり方や方向性に納得と確信をもって働くことです。新規事業を運営することは、スタートからゴールまで自分で線を引いて、それにそって自分で歩き続けることです。信頼できる上司やチームメイトに相談をし、利用者や受益者からのフィードバックから学びながら、反省と挑戦を繰り返し、自分が納得できる事業として常にアップデートすることを心がけています。
仕事の「推し」は?
新規事業における自由度の高さが、私には合っていると思います。私のクリエイティビティや発想、推進力を存分に活かせる領域だと感じています。その分むずかしい場面もたくさんありますが、総じて事業における主体性がとても高く、やりがいがあります。また、業務そのものとはあまり関係ありませんが、様々なバックグラウンドと専門性を持った、本当に優秀な職員の方々といっしょに働けることも、現在の仕事の大好きなポイントです。