子ども・保護者の声
子どもの貧困
「大学生は行政の手当が無くなるので、とても苦しいです」 ── 困窮子育て家庭の声
『2024年夏の食料支援』を通じて、多くの困窮子育て家庭から感想や感謝のメッセージが寄せられています。その中には、大学や専門学校に進学した家庭からの切実な声も多く届いています。
「一番学費がかかる時期に支援がなくなり、家計が苦しい」という声や、「アルバイトをする余裕がない」「アルバイトをしても収入のほとんどが学費に消えてしまう」という現状が綴られています。
進学という希望を胸に抱きながらも、支援のはざまで苦しい生活を送る家庭が、それでも前を向いて頑張っています。ここでは、そうしたリアルな声をお届けするため、実際に届いたハガキの一部をご紹介します。
※読みやすくするため一部文章の体裁を整えています
大学生全員がアルバイトをできるわけではない
このたびは、食料を送っていただきありがとうございました。お米は大変ありがたいです。レトルト食品は自分自身で購入することがないので、ありがたく頂戴いたします。災害時の非常食※として使用したいと思います。
18歳未満の子どもがいるひとり親サポートはたくさんありますが、18歳以上の一番お金がかかる大学生を持つ一人親家庭は、本当に生活が苦しく毎日工面して過ごしております。大学生はアルバイトができると思われますが、学部によります。 我が子たちはアルバイトをあまりできないので、このようなサポートは大変貴重で感謝いたします。
※2024年の夏は「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が出されていました
高校を卒業して一気に手当が外れてとても不安です
いつも大変お世話になっております。子ども達も気付けば大きく成長しており、社会に出て働く日まで残すところあと数年になりました。
今年、次男も高校を無事卒業しましたが、一気に手当が外れとても不安でした。大学や専門学校生を抱える母子家庭は相変わらず厳しい生活です。子どものアルバイト代は学校までの交通費・お昼代・課題等の支払いで消えます。学生でいる限りこのような支援は必要で、とても助かっています。未来を支える子どもたちを大切に思ってくださりありがとうございます。
大学生になると行政の手当が全て無くなって苦しい
食料支援をありがとうございました。子どもが大学生になったので、久しぶりに支援物資を受け取ることができました。大学生になると行政の手当が全てなくなるので、正直とても苦しいです。そんな中で支援していただき、本当に助かりました。ありがとうございました。
アルバイトに使う時間もほとんどないため生活はきついです
昨日 荷物が届きました。子どもは本年度より大学に進学することができました。看護大学ということもあり、毎日忙しく、それに加え往復3時間の通学です。アルバイトに使う時間もほとんど無いため、生活はきついです。子どもの成長とともに支援も無くなり不安でしたが 、今回ファミリーサポートより援助を受けることができてとても助かりました。またこの夏を乗り切ることができそうです。ありがとうございました。
家を出た子どもは、夕食時に電気を落として節電しています
「児童手当」は今年から高校生まで手当が出るように変わってきましたが、今まではいつでも小さな子ども達が対象で大学生まで支援をしていただけるキッズドアさんはありがたいです。
一般的に高校生や大学生はアルバイトが可能な年齢ですが、学習に力を入れている学校や学年によってはアルバイトができずにいます。大学で家を出た子どもは、学校に学食はありますが高いので昼はお弁当を作って行っているようです。夕食時は電気を小さく落として節電していると言っていました。今回頂いた食材は大学のアパートに届けさせていただきました。9月中旬まで夏休みとは言っても、課題やら資格取得に充てるためお盆しか地元にはいませんでした。また大学生も応援してあげてください。
大学生がいる母子家庭でも支援してもらえて助かります
子どもが大学生になり二十歳を超えると、支援してくれる団体はほぼありません。でもキッズドアさんは、大学生の母子家庭でも支援してくださるので本当に助かります。今回は(届いた荷物が)ものすごく重くてびっくりしました。たくさんの食品を送っていただきありがとうございます。しばらくはこれで頑張れます。
大学生になると支援を受けられるところが少なくなります
いつもありがとうございます。今年は食料がすごく値上がりしているので、とても助かります。娘も大喜びでした。大学生になり支援を受けられるところが少なくなる中、大変ありがたいです。応援してくださる方がいるというのはとても心強いです。
上の子が働き出したら、下の子の手当がゼロになりました
このたびは食料支援の品を送っていただきありがとうございました。今年は、定期の食料支援の対象にはなれずに寂しい思いをしておりました。今回も当たらないだろうなと諦めていたのですが、全員に送っていただけるとのメールを見てびっくりしました。皆様からの援助を必死に集めていただき感謝の気持ちでいっぱいです。本当に嬉しいです。
上の子が働き出したら下の子のひとり親の手当がゼロになり、本当に毎日節約節約で、私は電気代のことを考えて毎日エアコンなしで汗だくになりながら寝ています。暑くて 寝れません。また何かの援助をしていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。
大学が一番お金がかかるので本当に大変です
今年もありがとうございました。高校を卒業すると国からも手当がなくなり、これからが一番お金がかかるのに本当に大変です。そんな時でも、キッズドアだけは見捨てないでいてくれることが嬉しくて、頑張ろうという気持ちになります。子どもが無事に就職するまでどうにかやって行こうと思います。
2024年夏の食料支援では、多くの皆様からのご支援により、申し込みのあった対象2,921世帯全てのご家庭に食料を届けることができました。また、追加支援200世帯、粉ミルク支援44世帯に加え、体験活動支援や学習支援も行いました。改めて深く感謝を申し上げます。
支援内容の詳細は「2024年夏 クラウドファンディング 実施報告書」をご覧ください。
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<冬休み緊急食料支援>
不足する食料と学習機会を子どもたちへ届けます
年末年始を迎える冬休みの生活苦。 暖房も気安くつけられず、出かける先も居場所もなく、イベントシーズンらしいこともできない。米の価格高騰を筆頭に、物価高の中、子どもたちはいまも苦しい日々を送っています。
食料と学習機会を子ども達へ届けるために、ご支援をよろしくお願いいたします。(2024年12月27日まで)
※クラウドファンディングページにリンクします
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【 これまでに食料支援を受けた困窮子育て家庭からの声 】
- 「洋服1枚買えず、中学のジャージで過ごしました」
- 「電気代が心配でクーラーをつけずに頑張っています」
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「こんなに助けてくれる方々がいるんだね、頑張って行こう」
- 「白米を食べさせてあげられた」
- 「もやしと豆腐料理ばかりの日々」