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ごはん応援プロジェクトレポート!「認定NPO法人スポーツアカデミー」
キッズドアでは、「食」で子どもを支える活動のための「ごはん応援プロジェクト」を行っています。
本プロジェクトの支援対象はひとり親家庭をはじめとした要支援世帯のこども等であり、こども食堂等を実施する団体に対する助成事業です。
2025年度、関東甲信越地域から多数のご応募をいただきました。プロジェクトに参加されたきっかけや日頃の活動について一部団体をレポートします。
今回は、千葉県で活動されている認定NPO法人スポーツアカデミー様をご紹介いたします。
以下、代表者の大場様よりお伺いしたお話をレポート形式でお届けします。
【団体概要】
団体名:認定NPO法人スポーツアカデミー
代表者:大場 弘樹
所在地:千葉県旭市二5863番地9 アカデミークラブハウス
ホームページURL:https://spo-aca.jp
事業内容:
地域コミュニティづくりの推進による豊かな社会生活の実現に寄与することを目的に設立された総合型地域スポーツクラブ。誰一人取り残されない地域コミュニティをつくることをビジョンとしている。子ども食堂を通して、地域の子どもたちが安心して過ごせる場所を提供し、未来への希望をもち、これからの社会を生き抜く力を育むことをミッションとして、自己肯定感、人や社会と関わる力、生活習慣、学習習慣など、将来の自立へ向けて生き抜く力を育みたい。当法人が単独で行うのではなく、行政機関、学校、福祉施設、地元企業と連携しながら、地域に密着した活動を心がけている。同時に、子ども食堂を利用している子どもたちの保護者間のコミュニティを大切にしながら、地域で子どもを育てていく意識をもてるよう事業を展開している。

【コーチの想いが詰まった手作りごはん】
当法人は2005年から総合型スポーツクラブとして活動を開始しました。設立当時は教員をしていましたが、退職して本格的に法人の運営を担うことにしました。活動を開始してから20年が経過し、今では会員だった子どもたちがコーチとして戻ってくるという好循環も生まれています。
子ども食堂の活動はコロナ禍の影響で、全国一斉休校措置がとられた2020年3月から開始しました。経済的に困難な状況下にあるご家庭の子どもたちへの食事の提供、居場所、学習支援を中心に活動を行っています。
子ども食堂のごはんは、日頃、スポーツを教えている若い世代のコーチたちが心を込めて朝早くから準備しています。食育の面や栄養バランスも勉強して考えてくれていて、あたたかくやさしい手作りごはんです。子どもたちと一緒にごはんを食べることで和やかな時間になり、スポーツのコーチをするときとは違った雰囲気で過ごすので信頼関係にもつながっています。
支援対象のご家庭にはメールで限定的にご案内をお送りして、参加者は20名程度を受け入れていますが、登録者のみならず、急に来られる方や新しく受け入れることも少なくないので、多いときは2部制にしながら実施しています。参加してくれる保護者の方々にも配膳や片付けなどを手伝ってもらっています。保護者の方と子どもたちが一緒に過ごせる時間や空間を大切にしたいという思いからです。ひとり親のご家庭では様々な事情や子どもたちの背景がありますが、コロナ禍やこれまでの経験もあり、いつ何時、誰がどんな状況になるか、日々活動する中でとても他人事とは思えません。保護者にとっても子どもたちにとっても子ども食堂を通して、安心して過ごせる居場所の提供が活動の目的です。

【つながり、支え合える居場所として】
当法人はスポーツクラブなので、クラブで主催したイベントへの参加をきっかけにひとり親家庭の子どもたちがこども食堂に参加してくれます。支援対象のご家庭とつながるきっかけとなることがあるので対象世帯に食支援をご案内しています。週末や長期休みの期間は子どもたちがひとりで過ごさなければならないときもあり、子どもたちが安心して楽しい時間を過ごせるよう、見守りができる体制づくりのためにも子ども食堂の前後の時間を居場所として開放しています。
居場所を通して年齢や学年に関係なく一緒に過ごし、遊びの中で自然と異年齢交流ができているなと感じます。子どもの数が減り、子どもたちが遊ぶ場所がなかったり、近所で子ども同士が一緒に遊べなかったりすることが多いので友達作りの場としても活用してもらいたいです。
また、子ども食堂を利用してつながった保護者同士や人と人とのつながりを大切にしながら、保護者にとっても地域で子どもを育てていく意識をもてるような地域コミュニティの居場所、地域との交流の場として活用してもらいたいです。
―《子ども食堂を使用している保護者の声》―
「子ども食堂を利用できて本当に助かっていて、ここに来れば子どもも安全なので安心しています。田舎で子どもが少なく、子どもが遊ぶ声が全然聞こえないんです。休みの日は家で絵を描いていることも多く、友達との交流も減ってしまうのが心配でした。子ども食堂に来れば同世代の子と一緒にみんなで遊んだり、ごはんを食べたり、体を動かしたりできます。引っ込み思案な子でしたが、最近はとても積極的な姿を見るようになりました。ひとり親で一人っ子なので、一緒に何かをできる時間が限られ少ないですが、こうして集まってごはんを一緒に食べられたり、友達と楽しそうに過ごす姿を見られたり、人とのつながりや関わりが将来にも影響すると感じているので本当にありがたいです。年下の子の面倒みたり、お手伝いをしたりしているというのも聞いて成長も感じられて嬉しいです。スタッフのみなさんは子どもたちへの理解も深く、一人ひとりを見守ってくれていると感じるので、悩んだときは相談しようと思える環境です。保護者である私自身も“自分が居てもいい”と思える居場所になっています。」

【“誰一人取り残されない地域コミュニティ”を目指して】
子ども食堂で提供するお米はとても美味しいです。地元農家さんにはお米や野菜をいただいたり、スポンサー企業さんから食材をいただいたり、地域の方々に子ども食堂を応援していただいています。他にも、学校や福祉施設、地元企業などと連携し、地域密着の活動を心がけています。社会福祉課、子育て支援課、教育委員会教育総務課などの行政機関とも、年3回程度の情報交換を行っています。毎年、旭市社会福祉課と連携して、生活保護受給世帯の小中学生へのパントリーと食材配布を実施しています。
旭市は過疎化が進んでいて若者も子どもも少ない地域ですが、ひとり親家庭は少なくありません。ごはん応援プロジェクトの食支援を通じて、保護者の方々と一緒にごはんを食べたり、食材を届けたりする中で、近くに頼れる人がいないという声も耳にします。保護者のお仕事のことや子どもたちの学校のことなど、“どのようなことで困っているのか”、ご家庭の状況を行政の担当課へ届けています。担当課の方とは、子ども食堂ネットワークを作れたらいいねという話もしています。
私たちだけで活動するのではなく、ごはん応援プロジェクトの食支援を通して地域と協力しながら、子ども食堂を利用している子どもたちや保護者の方々の居場所として、“誰一人取り残されない地域コミュニティ”を目指して活動を続けたいです。
また、子どもたちの将来のことを考えると食事や運動だけにとどまらず、教育が本当に大切だと感じています。今後はクラブハウスの2階を活用し、学習支援をスタートするために準備をしている最中です。不登校の子どもたちも受け入れたいと思っているので手探りですが頑張りたいと思います。

【ごはん応援インタビュー記事】
#11 ごはん応援プロジェクトレポート!「認定NPO法人スポーツアカデミー」
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