子ども・保護者の声
子どもの貧困
「息子が、届いたお米を抱きしめて喜んでいました」 —— 困窮子育て家庭の声
『2024年冬の食料支援』では、支援を受けた困窮子育て家庭から、たくさんの感想やお礼のメッセージが届きました。中には、お米をはじめとした物価高の影響で困難な状況に直面している様子が伝わるものもありました。
ここでは、そうした困難を抱える家庭のリアルな声をお伝えするために、実際に届いたハガキの一部をご紹介します。
※読みやすくするため一部抜粋し、文章の体裁を整えています

お米が高いので、お弁当以外は『おかゆ』にしています
このたびは、食料支援をいただき、ありがとうございます。物価高で、食料を買うのに躊躇し、品数が減り、子どもの栄養が心配な日々を過ごしております。特にお米は昨年の2倍の値段で、お弁当以外はおかゆ…。今回栄養価の高いお米を頂戴し、感謝しております。高校3年生の息子も、ご支援に感謝し、受験勉強にラストスパートで励んでおります。皆様のご恩を心に、受験に打ち勝って欲しいと願っております。
息子も米の値上がりを気にしているようです
息子は春に中学に入学するため、出費がどれだけになるか不安な気持ちでいっぱいでした。そんな時にたくさんの食料をいただき、本当に嬉しい限りです。お米の値上がりを子どもも気にしているのか「お米助かるね」と言っていました。年末、お正月は、いただいたお蕎麦とお餅で安心して過ごしたいと思います。本当にありがとうございました。
息子が、届いたお米を抱きしめて喜んでいました
息子が届いた大きな箱を開けて、「お米が入ってるー」と言ってお米をギューっと抱きしめて大喜びしていました。レトルト食品やお菓子などもたくさん入っていて、とても助かります。クリスマスには、いただいた食品で子どもと一緒にグラタンを作り、お菓子を美味しくいただきました。子ども達は普段とは違う料理とたくさんのお菓子にとても大喜びで、楽しいクリスマスを過ごすことができました。
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せめて主食だけでも消費税がかからないで…
年末にはたくさんの食品を送っていただき、とてもありがたく感謝の気持ちでいっぱいです。私はシングルマザーで、今、事情があり3つの仕事をかけもちして働いています(病気のある子に対応をするため)。しかし主食のお米が前年度比約60%も上がり、すべての価格が上がり、唖然としております。せめて主食だけでも消費税がかからない位でないと生きていけません。つらいです。
自分の朝食を削って息子のお弁当代を捻出しています
我が家は母子家庭で高3の息子がいますが、高校は毎日お弁当持参なので、「食べずにガマン!」ということがないように、私の朝食を毎日削ってお弁当のおかず代として、なんとかやりくりしています。ろくに食事を摂っていなかったせいか、今、私は体調を崩してしまい辛いです。そんな中、たくさんの食料を届けていただき、皆様の温かさが身に染みて涙が止まりません。心から感謝しております。
「働かずに生活保護を受けている方が良いのか」と思うときもあります
ここ数年、物価高に加え、税金も上がり、働けど働けど苦しい生活から抜け出せずにいます。今年度は扶養手当も打ち切りになってしまい、「働かずに生活保護を受けている方が良いのか」とまで思うようになってしまいました。子どもの成長は喜ばしいはずなのですが、食費、衣料費共に止まることを知らず、出費は増えるばかり。加えて、今年は受験もあり、どのように暮らしていけばいいか頭を抱えておりました。子どもに食事をさせるため、学用品が買えず、みじめな思いをさせないためにも、自分の食事は2日に1食におさえていたため、今回の食料支援はとてもありがたかったです。
2024年冬の食料支援では、多くの皆様からのご支援により、2025年4月新入学を控える(年長、小6、中3、高3の)お子さんがいる経済的困窮家庭1,736世帯に食料を届けることができました。また、粉ミルク支援も行うことができました。皆様からの多大なるご支援、本当にありがとうございました。 改めて深く感謝を申し上げます。
支援内容の詳細は「2024年冬 クラウドファンディング 実施報告書」をご覧ください。
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<夏休み緊急食料支援>
子ども達にご飯を届けたい
困窮家庭の子ども達にとって、夏休みは給食がなくなり、食事や生活がさらに厳しくなる時期です。冷房をつけずに家で空腹を抱え、親の帰りを一人で待つ日々が続きます。そんな子ども達に、夏休みに食料を届ける活動へのご支援をお願いします(2025年7月31日まで)
※クラウドファンディングページにリンクします
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【 これまでに食料支援を受けた困窮子育て家庭からの声 】
- 「私と息子は今ここにいなかったかもしれません」
- 「大学生は行政の手当が無くなるので、とても苦しいです」
- 「洋服1枚買えず、中学のジャージで過ごしました」
- 「電気代が心配でクーラーをつけずに頑張っています」
- 「こんなに助けてくれる方々がいるんだね、頑張って行こう」
- 「白米を食べさせてあげられた」
- 「もやしと豆腐料理ばかりの日々」